最詩悟浄サンの詩**********(三蔵ヨリ)********************** いつもの夜。 俺の横には陳腐な言葉で なんとなく引っ掛けた女。 なぁにやってんだ俺。 今日のお相手は上の上 特上のお姉サマ 俺の気分も最高潮―――。 ――――のはずなんだがなぁ・・? ナニしてても心ここに在らずってか? よりにもよって頭ン中は あの鬼畜坊主のお相手。 ―――――らしくねぇ・・。 人のもんには手ぇださねぇけど なぁんか頭ン中にはあいつがいて 飛びきりの美人サンて訳でもねぇし? まだまだ発展途上のお子様なんだけどねぇ・・。 まぁ。なんだ。俺には到底手のとどかねぇ所にいるわけよ。 でも俺にも一応は願いが在るワケ。 ……今俺の横で好きだ好きだ言ってくれる女が 御前だったら良いのによ・・ ********************************* |